補綴物に見えない“補綴物”

より自然歯に近い審美性

自然歯に近い特徴を持つ素材 セラミック

セラミックの最大の特徴、それは他の歯科素材よりも限りなく天然歯に近い色調と光の透過性を再現できることです。

クラウンを例に挙げて比較してみましょう。

土台が金属、外側がセラミック素材でできたクラウン「メタルボンド」があります。高い耐久性と審美性を兼ね備えていますが、「光を通さない」というデメリットを持っています。金属を土台に使用しているため、光が通過せず影になってしまうのです。

それに対してオールセラミッククラウンは天然歯と同等の光の透過性を持っていますので、周囲の歯と同様に光を通します。カメラのフラッシュにも反応することがないため、写真を撮ったときも自然な笑顔に写ります。

変色の心配がない

歯ぐきをキレイなピンク色に保つ

歯ぐきをキレイなピンク色に保つ

金属素材を用いた治療の場合、数年経つと金属イオンが溶け出し歯ぐきが黒ずむという心配がありました。その変色の心配を解消したのがセラミックです。セラミックであれば、金属を使用していないため治療後に時間が経過しても歯ぐきが変色しません。

天然歯同様の色調を維持

補綴治療で用いられるレジン(保険適用)には、色素を吸着して変色してしまうというデメリットがあります。ですが、セラミックであれば色素が吸着されることがないため、長期にわたって白い歯を維持できます。また、においが付くこともありません。