高精度の補綴物をご提供できる条件

発注を検討されている歯科医師・技工所さまへ

印象採得が精度を左右します

補綴物の仕上がりは、何も技工士の腕(技術)にだけかかっているわけではありません。印象採得も補綴物の精度を大きく左右します。

口腔内の違和感をなくすためには、患者さま一人ひとりにぴったりの高精度な補綴物を入れる必要があります。そのために必要になるもの、それは高精度な「型」です。印象採得によって補綴物の仕上がりが左右されると言っても過言ではありません。

印象採得で作製した型に石膏などを流し込んで模型を作り、その模型をもとにインレーやクラウンなどの補綴物を作ります。印象採得で採った型が設計のもととなるため、印象採得には高い精度が求められるのです。

当ラボでは、慎重な印象採得によって採った型をもとに、患者さま、歯科医師さまのご希望に応えるべく、持てる技術のすべてを注いで高精度な補綴物をご提供します。

シェードテイキングのために

同じ“歯”とは言えど、歯の色・明るさ・透明感は患者さまごとに異なります。また、現状の歯の色でなく、さらに白い歯をお求めの患者さまもいらっしゃいます。

また、写真などではどんなに鮮明に写ったとしても、撮影時の光の加減や角度などにより、実際の歯の色を表現できるとは言い切れません。

当ラボでは、ご満足いただける補綴物をご提供するため、作製する際にはシェードテイキングのために歯科医院に赴き患者さまの歯を実際に見て、患者さま・歯科医師さま・技工士の3者で綿密な打ち合わせを行った後に作製に入ります。作製する技工士が自分の目で確かめて作りあげた補綴物ほど、正確なものはないと考えています。

実際に見られないケース

とはいえ、実際に患者さまの歯を見ることができないケースもあります。そのときは写真から得られる情報がすべてとなるため、より精密な写真を撮っていただくことをお願いしています。以下に撮影時の代表的な注意点をご紹介します。

【撮影時の注意点】

  • 必ずシェードガイドを入れてください
  • 歯牙がハレーションを起こさない角度でお願いします
  • 歯牙が乾燥していない状態でお願いします
  • 補綴部位が多い場合、テンポラリーを入れ正面観と側方面観を2~3枚程撮影してください
    ※テンポラリーを入れて撮影された場合、テンポラリーを入れた状態の参考模型も送ってください
  • 接写用レンズを使用してください

など